靖国神社は、1869年に勅命により創建された、比較的新しい神社。幕末以降に国家体制のために殉じた軍人、軍属等の戦没者を英霊として祀っている

1978年、第6代宮司の松平永芳が、極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判で有罪判決を受けて処刑または刑期中・判決前に病死したA級戦犯の14名を合祀したことで、現代まで続く靖国神社問題を生じさせることになった

以下、Wikipediaに記載されている、靖国神社に合祀された14名の罪状。■は処刑、□は終身刑または禁錮20年で刑期中に病死、◇は判決前に病死

■東條英機 ハワイの軍港・真珠湾を不法攻撃、米国軍隊と一般人を殺害した罪
■広田弘毅 近衛内閣外相として南京事件での残虐行為を止めなかった不作為の責任
■土肥原賢二 中国侵略の罪
■板垣征四郎 中国侵略・米国に対する平和の罪
■木村兵太郎 英国に対する戦争開始の罪
■松井石根 捕虜及び一般人に対する国際法違反(南京事件)
■武藤章 一部捕虜虐待の罪
□白鳥敏夫 日独伊三国同盟の推進
□小磯国昭 記載なし
□梅津美治郎 記載なし
□東郷茂徳 真珠湾攻撃
◇永野修身 真珠湾攻撃
◇松岡洋右 日独伊三国同盟の推進

昭和天皇は、特に松岡洋右と白鳥敏夫の合祀に不快感を示したことが宮内庁長官のメモに残っており、この合祀後、靖国神社への親拝を行わなくなった。その後の天皇も靖国神社には親拝していない

政府が公的に戦没者を慰霊する行事は、1959年に設置された千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われており、公的行事で靖国神社が使われることはない

太平洋戦争の死者数は推計によって幅があるんだが、一例を挙げると、日本が310万人、当時日本領だった朝鮮と台湾がそれぞれ20万人と3万人。中国が1,321万人、フィリピンが111万人、ベトナムが200万人、ビルマが15万人、マレーシアが10万人、インドネシアが400万人、インドが150万人。アメリカとイギリスは11万人と数万人(第二次大戦全体ではそれぞれ29万人と38万人)。数字の正確さはともかくとして、この人たちは、日本が戦争を起こさなければ死なずに済んだと言って差し支えないだろう

ネット界隈では、靖国神社に対する見解を見ることでネトウヨとパヨクを見分けるリトマス試験紙になっているとかいないとか